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広島電鉄600形電車 (2代) : ウィキペディア日本語版
広島電鉄600形電車 (2代)[ひろしまでんてつ600かたでんしゃ]

広島電鉄600形電車(ひろしまでんてつ600かたでんしゃ)は、1976年西鉄北九州線から移籍、在籍中の広島電鉄路面電車車両である。西鉄北九州市内線時代は、北九州線500形電車を、初代600形については広島電鉄600形電車 (初代)を参照の事。
== 概要 ==
1976年西鉄福岡市内線路線縮小に伴うワンマンカーの移籍、また車長が長い関係でワンマンカーへの改造対象から外れていた500形のうち、3両が広電に移籍された。本形式が導入された事情として、1975年千田車庫の火災で廃車になった車両が発生し、その不足分を補う目的、ワンマンカー化の推進の目的で導入された〔『私鉄の車両3 広島電鉄』P.40,41〕。
移籍の際の改造点は、西鉄時代の折戸両端扉を引戸前中扉に変更した上でワンマンカー化。細部は正面中央窓の固定、ライト取替えなど行われている。改造内容は他の形式と比較して相当多い。塗装は西鉄北九州線色と一般には言われているが、入線時はむしろ旧大阪市電色に近いような色で、明らかに西鉄色とは異なっていた。
1983年に601がに巻き込まれ、同年の10月に廃車され603が601に改番。それ以外の車両は1984年4月に三菱電機の直流交流変換駆動方式(三菱MDA方式)CU77A集中型(21,000kcal/h×1)による冷房改造、方向幕の大型・電動化、台車を入線時に着けていたK-10型を大阪市電型に交換が行われた。
その後も運用されたが、601(603より改番)は不具合が多く乗務員から不評で、2001年に廃車。現在は602のみが朝のラッシュ時に活躍しているが稼働率が極めて低い。一説には車体前後が絞られているため、他形式に比べ後方監視に支障があるといわれている。旧型各形式の淘汰が進む中、残る1両についても動向が注目されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「広島電鉄600形電車 (2代)」の詳細全文を読む



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